日立のキャニスター掃除機「パワかるサイクロン」シリーズの中でも、型番が似ていて迷いやすいのが CV-SP900M と CV-SP900P の2つです。
どちらも軽快な操作性を強みにしていますが、発売された時期や採用しているヘッドの構造、本体カラーなど、細かく見ていくと特徴がしっかり分かれています。
この記事では、
① 基本スペック
② サイズ・重さ
③ 使い心地
の3つを軸に、それぞれの違いを丁寧にまとめました。
「どちらが自分の掃除スタイルに合うのか知りたい」
「まずはポイントだけ押さえて比較したい」
という方でも判断しやすいように、価格の傾向やモデルごとの魅力も交えて紹介しています。
CV-SP900MとCV-SP900Pの違いを理解してから選びたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
|
|
① 基本仕様 ― 性能差はほぼなし。違いは“色”のテイストだけ
はじめに、内部構造やスペック面の違いを確認しておくと、実はどちらのモデルもほとんど同じ性能を備えています。
吸い込み力や電力・フィルター類、さらには付属のブラシまで、機能面では共通の仕様が採用されています。
| 項目 | CV-SP900M | CV-SP900P |
|---|---|---|
| 本体カラー | ライトラベンダー | マーブルグレー |
| 集じん方式 | サイクロン式 | サイクロン式 |
| 吸込仕事率 | 290W〜約40W | 290W〜約40W |
| 消費電力 | 840W〜約140W | 840W〜約140W |
| ダストボックス | 0.25L | 0.25L |
| 付属品 | パッとブラシ/ワイドふとんブラシ/すき間用吸口/お手入れブラシ(共通) | 同じ |
つまり、性能面ではどちらを選んでも大きな差はないということになります。
違いとして挙げられるのは、
・CV-SP900M:柔らかい印象のライトラベンダー
・CV-SP900P:落ち着いたグレー系のマーブルカラー
という“本体カラー”のテイストのみ。
外観の雰囲気が購入の決め手になる場合は、この色味の違いが一つのポイントになるでしょう。
② サイズ・重量 ― 軽さはどちらも同等で扱いやすい設計
サイズと重さについても同一で、取り回しのしやすさは共通しています。
| 項目 | CV-SP900M | CV-SP900P |
|---|---|---|
| サイズ | 300×225×287mm | 300×225×287mm |
| 重量 | 約3.8kg | 約3.8kg |
キャニスター型で3.8kgという軽さはメリットが大きく、
-
階段を上り下りするとき
-
2階への持ち運び
-
家具の周囲を動かしながら掃除する場面
などで、身体への負担を軽減してくれます。
複数階の住まいにお住まいの方や、長時間掃除が負担になりがちな人にも扱いやすい重量です。
③ 使い勝手 ― 唯一の明確な差は“ヘッドの構造”
性能が似ている両モデルですが、操作性の部分で着目したいのがヘッド構造の違いです。
● CV-SP900M
シンクロフラップ搭載
床の材質や抵抗に合わせてフラップが動き、床面にしっかり密着しやすい仕様。
フラットな床を効率よく吸い込みたい方に向いています。
● CV-SP900P
4方向吸引機構を採用
壁際や角のほこりが溜まりやすい場所に強い構造で、掃除の取り残しをできるだけ減らしたい人におすすめです。
共通している便利な機能も多数
両モデルとも以下のような快適機能を備えています。
-
自走機能でスイスイ動く
-
からまんブラシで髪の毛が絡みにくい
-
フラットに倒れるペタリンコ構造
-
ゴミを照らす「ごみくっきりライト」
-
ecoこれっきり運転(省エネ)
-
ダストケース&フィルター水洗い
-
アレルオフフィルター搭載
日常使いの掃除機としては、どちらも総合的に扱いやすく、清潔さにも配慮したモデルといえます。
シーン別に見る「どちらが自分に合う?」の目安
◆ CV-SP900M が向いている人
-
できるだけ価格を抑えて購入したい
-
明るい色調の家電が好き
-
現行モデルレベルの性能で十分
-
フラットな床での密着吸引を求める
◆ CV-SP900P が向いている人
-
2025年版の新しいモデルを選びたい
-
部屋の角や壁際のゴミをできる限り取りたい
-
家電は落ち着いた色味で統一したい
-
小さな改良が積み重なった最新ヘッドを使いたい
まとめ!チェックすべきポイントは「色」と「ヘッド構造」だけ
比較していくと、両モデルの違いは次の2点に集約されます。
-
本体カラーの印象
-
ヘッド構造(シンクロフラップ vs 4方向吸引機構)
そのため、
・デザイン・価格重視 → CV-SP900M
・掃除精度重視 → CV-SP900P
という選び方がしやすいでしょう。
どちらも軽く使いやすいキャニスター型なので、
最終的には「どんな掃除を快適にしたいか」や「好みのデザイン」が決め手になります。
|
|
