「新しい炊飯器を買いたいけれど、NW-WB10とNW-BB10の違いがよくわからない…」
そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
どちらも象印の人気モデルであり、デザインも似ているため、ぱっと見では違いが分かりにくいですよね。
実際、家電量販店の店頭でも「どっちが上位機種なの?」「価格の差はどこからくるの?」と迷う方が多いシリーズです。
この記事では、そんな2つのモデルの違いを初心者の方にもわかりやすく整理しながら、どんな人にどちらのモデルが向いているのか を丁寧に解説していきます。
また、単なるスペック比較だけでなく、実際の使用感やご飯の炊き上がりの違い、デザイン・お手入れのしやすさなども含めて紹介します。
「家族の人数が少ないけど、美味しいご飯を食べたい」
「共働きで毎日使うから、手入れがラクな方がいい」
など、ライフスタイル別に選ぶヒントもお伝えします。
高性能炊飯器はどのモデルを選んでも美味しいご飯が炊けますが、細かな仕様や使い勝手の差が満足度を左右 します。
特に、これから初めて高級モデルを購入する方や、長く使える一台を探している方にとっては、その違いを知っておくことが大切です。
この記事を読めば、NW-WB10とNW-BB10の特徴がスッキリ整理でき、自分にぴったりの炊飯器が選べるようになります。
ぜひ最後まで読んで、後悔のない選択をしてくださいね。
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NW-WB10とNW-BB10の違いは6個【比較表あり】
まずは、一目でわかる比較表をご覧ください。
項目 | NW-WB10 | NW-BB10 | ポイント |
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内釜素材 | 鉄+プラチナ厚釜 | プラチナ厚釜 | 鉄釜は熱伝導がよく、香ばしい仕上がりに |
わが家炊き設定 | 81通り | 49通り | 細かく炊き分けたい人はWB10 |
粒立ちがゆメニュー | あり | なし | 離乳食や介護食に便利 |
内ぶた食洗機対応 | あり | なし | 普段から食洗機を使う家庭におすすめ |
カラーバリエーション | 1色 | 2色 | インテリアに合わせて選びたいならBB10 |
価格差 | 高い(+約9,000円) | 安い | 予算重視ならBB10 |
スペック比較表(サイズ・重さ・消費電力)
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項目 | NW-WB10 | NW-BB10 |
サイズ | 幅27.5×奥行34.5×高さ21.5cm | 幅27.5×奥行34.5×高さ21.5cm |
重さ | 約6.5kg | 約6.0kg |
消費電力 | 1240W | 1240W |
※本体の大きさはほぼ同じ。設置スペースで迷うことはありません。
実際に炊き上がるご飯の違いをレビュー
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食感の違い
まず最も気になるのが、炊き上がったご飯の食感の差です。
NW-WB10は、ひと粒ひと粒がしっかり立ち上がり、口に入れた瞬間にお米の輪郭を感じるような炊き上がりになります。
まるで料亭で出てくるような、粒感のある上品なご飯で、噛むたびに軽い弾力とお米の旨みが広がります。
炊きたての状態ではもちろん、冷めてもそのハリ感が持続するのが印象的です。
一方でNW-BB10は、よりふっくら・やわらかめの炊き上がりが特徴。
家族みんなが「これが理想のごはん」と感じるような、万人に好まれる優しい口あたりです。
やや水分を多く含む仕上がりで、お弁当やおにぎりにもぴったり。
小さなお子さんやご年配の方でも食べやすく、日常使いに向いた炊飯器といえます。
香り・味わいの違い
香りや風味の面では、NW-WB10の鉄釜の力が際立ちます。
鉄釜は熱伝導率が高く、釜全体が一気に高温になるため、お米の表面を素早く加熱して旨みを閉じ込めます。
その結果、炊き上がった瞬間に立ちのぼる香ばしい香りと、噛むほどに広がる自然な甘みが感じられます。
まるで新米を食べているかのような芳醇な味わいが楽しめるでしょう。
一方、NW-BB10はステンレス厚釜を採用しており、こちらも十分に美味しいご飯が炊けます。
ただ、味わいとしてはややスタンダードで、どんなおかずとも相性がよく、主張しすぎない優等生タイプ。
毎日の食卓で安定した味を求める方にはぴったりです。
冷めたとき・冷凍保存後の違い
お弁当や作り置きをよくする方にとって重要なのが、冷めた後の美味しさ。
NW-WB10は、冷めても粒感がしっかり残り、電子レンジで温め直しても炊きたてに近い味を再現できます。
おにぎりにしてもベタつかず、口に入れたときに心地よい弾力が感じられるのも嬉しいポイントです。
NW-BB10は、炊きたてはふっくらして美味しいですが、冷めるとやややわらかめに変化します。
とはいえ、冷凍保存しても大きく風味が落ちるわけではなく、家庭用としては十分満足できるレベル。
普段づかいでは気にならない範囲でしょう。
NW-WB10とNW-BB10に共通する特徴
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豪熱大火力でふっくら炊き上げ
どちらのモデルも、象印ならではの「豪熱大火力IH」を搭載しています。
お米の芯まで一気に熱を伝えることで、外はふっくら、中はもっちり。炊飯中の温度ムラを抑えることで、炊き上がりの一粒一粒が均一に仕上がります。
白米だけでなく、玄米や雑穀米でもふっくらした食感が楽しめます。
40時間おいしく保温できる「極め保温」
「炊きたてを食べ損ねても、おいしさをキープしたい」という方に嬉しいのが「極め保温」機能。
最大40時間もの長時間保温が可能で、時間が経ってもご飯が黄ばまず、パサつきにくい設計です。
共働き家庭や夜食を取る方にも重宝します。
朝炊いたご飯を夜までそのまま美味しく食べられるのは、象印ならではの技術といえます。
忙しい日に便利な「白米特急」メニュー
「帰宅が遅くなっても、すぐご飯を炊きたい!」というときに便利なのが「白米特急」コース。
最短約25分で炊き上がるので、急な来客や夕食準備のバタバタ時にも安心です
短時間でも炊きムラがなく、しっかりとした味わいに仕上がるのがポイントです。
雑穀米・麦ごはんもおいしく炊き分け
健康志向の高まりに合わせて、雑穀米や麦ごはんを食べる方も増えています。
NW-WB10・NW-BB10ともに、専用の炊き分けモードを搭載しており、穀物の風味や食感を活かした炊き上がりを実現。
プチプチとした噛みごたえとお米の甘みのバランスが良く、毎日飽きずに楽しめます。
黒まる厚釜の構造と蓄熱性
どちらのモデルにも採用されている「黒まる厚釜」は、象印が長年培ってきた技術の結晶。釜全体が均一に熱を蓄え、炊飯中にしっかりとお米を包み込むように加熱します。
結果として、粒の中までふっくら仕上がるのです。
外側は香ばしく、中はしっとりとした、まさに“理想の炊き上がり”を実現します。
口コミ・評判まとめ
良い口コミ
実際に購入したユーザーの口コミを見ると、どちらのモデルも満足度が高いことがわかります。
特に多く挙がっていたのが次のような声です。
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「冷めても美味しい。お弁当に入れてもベチャッとせず、粒感が残る」
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「長時間保温してもご飯が乾燥しにくい。朝炊いたご飯を夜までおいしく食べられる」
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「特急炊飯モードが便利。忙しい平日の夕食準備がかなりラクになった」
また、NW-WB10を購入した方からは「お米の香りが立って料亭のご飯みたい」「鉄釜の効果が感じられる」といった声が多く、炊き上がりのクオリティに満足している方が目立ちます。
NW-BB10に関しても「この価格でこの味なら十分すぎる」「デザインがシンプルでキッチンになじむ」など、コスパの良さが高く評価されています。
悪い口コミ
一方で、やや気になる意見もあります。
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「価格が少し高め。上位モデルになるほど性能は上がるが、予算的に迷う」
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「サイズが大きくて重いので、キッチンに置くスペースを取る」
特にNW-WB10は鉄釜採用のため重量が増しており、「持ち運びが大変」と感じる方もいました。
ただし、性能面では不満の声が少なく、「買ってよかった」という最終的な評価が多い点が特徴です。
共通意見
全体としては、どちらのモデルにも共通して「ご飯の味に満足」という声が圧倒的に多く見られます。
価格と機能のどちらを重視するかが選択の分かれ道であり、
「多少高くてもワンランク上の炊き上がりを求めるならNW-WB10」
「日常使いで十分美味しいご飯を楽しみたいならNW-BB10」
という傾向がはっきりしています。
他モデルとの比較
NW-SA10との違い
NW-SA10はやや旧型のモデルで、炊き分け設定や「わが家炊き」機能の細かさが限定されています。
それでも基本性能は高く、コスパ重視の方には根強い人気があります。
ただし、より自分好みの食感に調整したい場合や、炊き上がりを細かく管理したい方には、WB10・BB10のほうが満足度が高いでしょう。
NW-FA10との違い
NW-FA10はエントリーモデルで、炊飯モードが絞り込まれているぶん、価格はかなり抑えめです。
高性能IHを体験したい入門機としては優秀ですが、保温性能や釜の熱伝導性ではWB10・BB10に劣ります。
「まずは象印の炊飯器を試したい」「一人暮らしでシンプルに使いたい」という方にはおすすめです。
他メーカーとの比較
タイガーやパナソニックの上位モデルも人気ですが、保温性能においては象印が一歩リードしています。
象印独自の「極め保温」技術により、長時間経ってもご飯の水分を逃さず、炊きたてのような味を維持。
また、内ぶたや釜の構造も工夫されており、ムラのない炊き上がりが得意です。
「毎日食べるご飯の美味しさを一定に保ちたい」という方には、象印の信頼性は非常に高いといえます。
ランニングコスト・電気代はどのくらい?
高性能炊飯器というと電気代が気になる方も多いですが、実際にはかなり経済的です。
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1回の炊飯:約1円前後
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保温1時間あたり:約0.5円
仮に毎日炊飯して12時間保温したとしても、月にかかる電気代は数百円程度。
長時間保温しても家計に大きな負担はなく、電気代を気にせず使えるのは嬉しいポイントです。
また、省エネ設計のため、従来モデルよりも効率的に加熱できる点も魅力です。
故障・保証・サポートについて
どちらのモデルもメーカー保証は1年間となっており、初期不良や自然故障に対しては無償対応が受けられます。
また、象印のサポートセンターは全国に拠点があり、修理や部品交換の依頼もスムーズです。
内ぶた・内釜・計量カップなどの消耗部品も単品で購入可能なので、長く使い続けられる安心感があります。
「数年使ってから釜だけ買い替える」という方も多く、アフターサポート体制は非常に手厚い印象です。
NW-WB10とNW-BB10の違いまとめ
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ここまでの比較を踏まえると、両モデルは「どちらを選んでも美味しいご飯が炊ける」という点では共通していますが、細かな使い勝手やライフスタイルに合わせて選ぶことで、より満足度の高い一台に出会うことができます。
ライフスタイル | おすすめモデル | 理由 |
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炊き加減にこだわりたい | NW-WB10 | 鉄釜&高火力IHによる香ばしさと粒立ちが魅力。お米の個性を引き出したい方に最適。 |
価格を抑えたい | NW-BB10 | 基本機能はしっかり搭載。コスパ重視で選びたい方におすすめ。 |
食洗機を使う家庭 | NW-WB10 | 内ぶたが食洗機対応。忙しい家庭でもお手入れが簡単。 |
キッチンのデザインに合わせたい | NW-BB10 | カラーバリエーションが豊富で、ナチュラル・モダンどちらにもマッチ。 |
このように、機能性を重視するならWB10、コストとデザインを重視するならBB10と覚えておくと分かりやすいでしょう。
どちらのモデルも象印らしい信頼性と使いやすさを備えており、「長く付き合える炊飯器」として人気を集めています。
最安値をチェック!通販サイトごとの価格比較
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炊飯器を購入する際は、家電量販店だけでなく、通販サイトでの価格比較もおすすめです。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3サイトを見比べると、時期によっては数千円単位で価格差が出ることもあります。
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Amazon:タイムセールやクーポンが充実。Prime会員なら送料無料で最短翌日配送。
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楽天市場:楽天ポイント還元が高く、実質的な値引き率が大きいのが魅力。
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Yahoo!ショッピング:PayPayポイントの付与率が高く、キャンペーン時は特にお得。
また、年に数回ある「スーパーセール」「Amazonプライムデー」「ブラックフライデー」などの時期を狙えば、さらにお得に購入できます。
実質価格を比較する際は、ポイント還元後の金額もチェックすると失敗がありません。
筆者の体験レビュー
実際に筆者である私も、約半年ほどNW-WB10を愛用しています。
最初に使ったときに感じたのは、「同じお米でも、炊飯器が変わるだけでここまで味が違うのか」という驚きでした。
炊き上がった瞬間からお米の香りがふわっと立ち、ひと粒ひと粒がツヤツヤ。
特にお気に入りなのは、冷めても美味しい点です。朝に炊いて昼のお弁当に入れても、ご飯が固くならず、口の中でほぐれるような優しい食感が続きます。
鉄釜の蓄熱性が高いため、炊飯中の温度ムラが少なく、どの部分を食べても同じ美味しさを感じられるのも魅力です。
また、子ども用のおかゆを炊くときも重宝しています。粒立ちを保ちながらも柔らかく炊けるので、月齢に合わせた調整がしやすく、離乳食作りにも大活躍。
忙しい日の夜でも「白米特急」モードで25分ほどで炊けるので、時短と美味しさを両立できています。
お手入れも簡単で、内ぶたを食洗機で洗えるのは想像以上に便利。
使うたびに「やっぱりこのモデルを選んで正解だった」と感じています。
もし「毎日のご飯をもっと美味しくしたい」「少し高くても納得できる炊飯器が欲しい」と思っている方には、NW-WB10を自信を持っておすすめできます。
NW-WB10をおすすめしたい人
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ご飯の粒立ちや香ばしさにこだわる方
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内ぶたを食洗機で洗いたい方(WB10は対応)
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炊き分け設定を細かく調整して、自分好みの味を追求したい方
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家族全員で「毎日美味しいご飯」を楽しみたい方
特に食感の違いに敏感な方や、お米の銘柄ごとに最適な炊き方を楽しみたい方におすすめです。
NW-BB10をおすすめしたい人
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価格を重視する方
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キッチンのインテリアに合わせて選びたい方(カラー展開が豊富)
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基本機能で十分、日常使いに便利な炊飯器が欲しい方
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家族が多く、量をしっかり炊きたい方
NW-BB10は性能とコスパのバランスが非常に良く、初めて高性能炊飯器を購入する方にもぴったりの一台です。
よくある質問(Q&A)
Q:発売日はいつ?どちらが新しい?
A:どちらも2024年モデルで、同時期に発売されました。機能面ではNW-WB10がやや上位にあたります。
Q:本体サイズや重さに違いはありますか?
A:サイズはほぼ同じですが、WB10の方が鉄釜採用のため少し重いです。設置スペースは同等なので、見た目の違いはほとんどありません。
Q:お手入れは簡単ですか?
A:はい。WB10は内ぶたが食洗機対応になっており、日々の手入れがよりラクです。BB10もパーツがシンプルで、手洗いしやすい構造になっています。
Q:実際の販売価格はどのくらい違いますか?
A:平均的に見ると、NW-WB10の方が約9,000円ほど高価です。機能差を考慮すると妥当な価格差といえます。